キャンピングカーの特徴を解説【バンコン編】

バンコンとはどんなタイプの車?

外見上は普通の車!しかし、車内は快適に寝泊まりする為にカスタムされた空間!

これがバンコンです。

外からではキャンピングカーと認識出来ないため、あまり知名度は高くありませんが実は日本のキャンピングカーで1番販売台数が多いのがこのタイプの車です。

バンコンの良いところ

外見は一般車で中身がキャンピングカーと先ほど案内しましたが、この形状によってバンコンには様々なメリットがあります。

走行性能が高い

バンコンはハイエースや国内のミニバン等がベース車となっています。そのためトラックベースのキャブコンや、軽キャン等に比べると走行性能が高く、ストレス無く運転する事が出来るかと思います。

出勤や通学など日常的に車を多く使われる方にとってはこのメリットが大きく、キャンピングカー一台で全てをこなす方にはやはりバンコンがファーストチョイスになるようです。

価格もキャブコンよりは抑えめ

価格差はあるのですが、300万~600万くらいで購入する事ができるので、キャブコン等の比べれば低価格で購入する事が出来ます。

車種の選択肢も広い

キャブコンのように架装部分を1から設計、作成する必要が無いため、制作できるビルダーも多く、車選びの選択肢も広いです。

二人旅モデルから7人就寝タイプ。また10人乗車出来る車種など、他のキャンピングカーに比べてライフスタイルに合わせた車選びが可能です。

カスタム、メンテナンスが容易

基本的にはハイエースや国産のミニバン等流通量が多い車をベース車としているため、メンテナンス等はしやすいと思います。

キャブコンだと特別料金が発生してしまう場合や、そもそも工場に入庫出来ないケース等もあるので、もしもの時に修理場所等が見つかりやすいというのはバンコンの大きなメリットです。

バンコンの悪いところ

住居性はキャブコンにはかなわない

就寝、乗車人数は数値上はキャブコンと変わらないような車が多いバンコンですが、やはり居住スペースというのは圧倒的にキャブコンの方が優れています。

天井が低いというのは走行時にはメリットになりますが、やはり立てないというのは長期の旅行ではストレスになります。

またべースが乗用車なので断熱性が低く、冬は寒く、夏は熱くなりやすいです。

オシャレで横に広い空間は確保出来ていますが、キャブコンのように常時設置ベッドや大人が立てるよう空間はありません。

意外にデカい

実は意外にデカいです・・ハイエースベースであれば全長5Mを超えるようなタイプもありますし、車高も2.1M超えてしまう車も珍しくありません。

基本的に車高2.1mを超えてくると立体駐車場に入れないケースも多く、そうなってくると駐車スペースという点ではキャブコンと同様に苦労する事になります。

外部収納が無い

キャブコンのように四角い車体で高さも確保していれば外部収納等スペースの確保が容易ですが、バンコンの場合は車体部分の加工が困難な為外部収納スペースを確保している車はほとんどありません。

外部収納はゴミや汚れ物などの一時保管に大変便利なのでこのスペースが無いのは不便を感じるシーンが多々あると思われます。

バンコンの総評、まとめ

キャンピングカー住居性を求めるならキャブコンには絶対にかなわないかと思います。

しかし、キャブコンは良い意味では悪い意味でも世間からの認識が『キャンピングカー』日常使いは難しい部分あります。

それに比べてキャブコンの多くは外からではキャンピングカーという印象を受ける車体ではありませんし、旅行以外で日常的に使う車としても問題なく利用出来るでしょう。

住居性を取るか?汎用性を取るか?

個人的にはせっかくのキャンピングカーですし、住居性を取った方が幸せな選択になるような気もしますが、重視する要素というのは生活スタイルによっても変わってきますので、それぞれのライフスタイルに合わせた車選びをしていただければ幸いです。

バンコンをもっと詳しく

ベース車は?

バンコンといってもベース車によって価格、特徴が若干変わって来るので簡単にベース車両を紹介しておきたいと思います。

トヨタ ハイエース

ハイエースの中でもスーパーロング、ワイド等何種類かありますが、比較的大型のバンコンにはハイエースが使われている事が多いです。

ハイエースは商用車であり大幅に走行距離が伸びることを想定して作られています。そのため頑丈でベース車のトラブルが少なく、安心して乗る事ができるでしょう。

日産 キャラバン

正直ハイエースとほぼほぼ変わらないような気がします(笑)しかしハイエースの方が世間的認知度、信頼性が高いような気がするのでもしかしたら、中古市場ではハイエース車種よりも評価が落ちるかもしれません。

ハイエース(トヨタ)

トラックベースに比べて、エンジン音が静かだったり乗り心地の面で優れいています。ただしどうしてもベース車の値段が高くなってしまうので、価格がカムロードに比べると割高でハイエースベースのバンコンは最近ほとんどありません。

代表車 CG 550 ボレロ VMAX

他 国内ミニバン

ボクシー、セレナ等、乗用車として一般的な車種をベースとして作られているバンコンも結構あります。

主に低価格帯で日常使いもしやすいモデルが多い印象。

バンコンといっても多種多様

バンコンはキャブコン等と基本的に車の内装を加工して作る為、制作できるビルダーが多く車種が本当に豊富です。

価格やコンセプトもかなりのバラつきがありますので、当サイトでも気になる車があればどんどんレビューして行きたいと思います!

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