前回ディーゼル車とガソリン車についての記事を書いたのですが、そこで以下内容の質問を頂きました。
キャンピンガー購入検討中の者です。前回の記事でディーゼル車へ心がなびいているのですが、排ガス規制が気になります。ディーゼルキャンピングカーの規制はどうなっているのでしょうか?
以下略。
結論から言うとこれから新車で買うキャンピングカーは基本的に全てディーゼル、排ガス規制の基準をクリアしている車になりますので、この規制の範囲外となり、考慮する必要はありません。
ですので、キャンピングカーのエンジン選びの規準としてディーゼル排ガス規制については頭に入れる必要はありません。
ただし、これから中古で購入される方、もしは以前購入し、規制を満たしていないディーゼル車をお持ちの方には関係のあるお話になりますので、知識として頭の片隅においておく必要があります。
ディーゼル車規制って何?
2003年から東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の条例で定める粒子状物質(PM)の排出基準を満たさないディーゼル車の運用を禁止した法律です。
上記地区の条例となりますので不適合車でも他の地域では走行する事が可能です。
ただし不適合車であっても初年度登録から7年間は使用する事が可能です
現実的に考えると、もう10年も前にスタートした法律ですし、初年度から7年経過していない、規制不適合車というのは無いと思いますが・・・。
取締方法と罰則
取締方法
一定規模以上の事業所への立ち入り検査、警察と合同の路上抜き打ち検査、物流拠点などでの検査。ということですが、実質今はやっていないのでは無いかと思います・・。
罰則
違反車輌の運行禁止命令をだします。 その命令に従わない場合は、運行責任者の氏名公表、50万円以下の罰金の適用があります。
キャンピングカーのディーゼル車規制についてのまとめ
まあ正直言って現在はほとんど考慮する必要の無い法律かと思います。
この法理が出来た背景には、首都圏の空気汚染の問題があり、その原因として過去の規準を満たしていないディーゼルエンジン車の影響が大きいかったためです。
ただ、ディーゼル=環境に悪いというのは昔の話であり、現在日本より環境性能に厳しい欧州などでも積極的にディーゼル車を運用している状況にあります。
そして日本のディーゼルエンジンを使ったキャンピングカーも現在の環境基準に適応しているものなの安全に利用する事が出来ます。
条例の発令時には、ディーゼル利用ユーザーがその当時利用していた車が使えなくなるという事でインパクトの大きい話でしたが、現状キャンピングカーライフにこの条例が与える影響というのはほぼ無いと言って問題ないでしょう。
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