キャンピングカーの特徴を解説【キャブコンバージョン編】

キャブコンとはどんなタイプの車?

キャブコンとは小型のトラックベース車にしてその上に、住居空間を設置しているタイプの車です。

外観からも明らかにキャンピングカーと解るフォルムになるので、キャンピングカー言われて最もイメージされやすいのがこのタイプの車だと思います。

キャブコンの良いところ

キャンピングカー=キャブコンとイメージがあると書きましたが、イメージだけではなくベース車もキャンピングカーの専用のベース。そして特徴的な四角い形はキャンピングカー『らしい』生活を送るために様々なメリットがあります。

バンクヘッド。常時就寝スペース

キャブコンならではの運転席の上に張り出したスペース。これが基本的には就寝スペースとなっています。このスペースが大体横120~140cm縦190cm前後。セミダブルベット程度の空間になります(天井は低いけど)

このスペースがある事によって布団を敷きっぱなしにしておくことが出来るので通常車の車中泊と違い布団を敷く手間、仕舞う手間が省かれます。また広い空間で荷物を置いて置いておくにも便利です!

あとは、子供がめっちゃ喜んでくれます(笑)走行中も乗りたがりますが、走行中乗せるは禁止です(笑)

掲載車 ミスティックのキャブコンAnseie

上記のように特に広いバンクヘッドの車種はそこだけでかなりの住居スペースになりますし、バンクヘッドがある事によってダイニングスペースでの圧迫感も軽減されます。

大人も立てる天井高の広いスペース

車を選ぶ際に天井のスペースは気にする人はあまりいないと思うのですが、キャンピングカーの場合そこは移住スペース!

天井の高さも快適な生活のためには重要です。キャブコンンであれば大人でも余裕で立って移動が可能です。そして座っている時では天井が高い事で開放感が通常車とは全く違ってきます。

専用設計だからこその住居性&拡張性

キャブコンの場合はただ『寝られれば良い』という所から一段階アップして快適な住居性という部分を各社追求しています。

そのため架装部分は断熱、防音がされていますし必要に応じて、クーラーや冷蔵庫、トイレ、電子レンジ等々を無理なく設置する事が出来ます!

掲載車 バンテック ジルノーブル

キャブコンの悪いところ

ただ、便利なところもあれば当然不便な所もあります。ですのでキャブコンのデメリット的な部分も紹介しておきます。

値段が高い

軽キャンピングカーであれば150万くらいの予算から選べる車もありますが、キャブコンなら500万~1000万程度の予算が必要です。

立体駐車場は無理

キャブコンは大抵の場合2.7メートル以上車高がありますので立体駐車場は入る事すら不可能です(笑)なので都会では駐車スペースを探す事にストレスがあります。

ただし、高ささえクリアすれば車体サイズ自体は長さ5m、幅2.1m前後なのでほとんどの場所で駐車可能です。

総評

最もキャンピングカーらしい形をしているキャブコン。やはり専用設計というだけあって移住性も高く、キャンピングカーのメリットを最大限に感じ取れる車だと思います!

その移住性を得る為にどうしても車体が大きく、運転が難しいイメージがありますが、車高が高い分見通しがいいですし、トラックベースなので小回りも良く利きます。

最近、人気の出て来ている軽キャンやバンコン等も日常使いや予算を考えれば、多くのメリットがある車ですが、キャンピングカーならではの魅力がつまったキャブコンはシンボル的な存在だと思います。

高い、デカい!と敬遠せず、キャンピングカー探しの際は是非検討リストに入れて頂ければと思います!

ちなみに!結構高く売れるので(笑)コスパも良かったりします!

キャブコンをもっと詳しく

ベース車は?

キャブコンといってもベース車によって価格、特徴が若干変わって来るので簡単にベース車両を紹介しておきたいと思います。

カムロード(トヨタ)

トヨタがキャンピングカー専用に設計、製造した1.5トントラックのベース車です。基本的にはトラックはあまり乗り心地は良くないのですが、サスペンションを改良、給油タンク80リットルにアップグレードなどキャンピングカーのベース車として快適に利用出来るように設計されています。

代表車 ナッツクレア

エルフ(いすず)

2トントラックで、カムロードに比べて元々の積載量に余裕があるため、5.3メートルを超えるような大型のキャブコンに使われたり、走行の安定、安全性をより追求した車に使われる事が多いベース車です。

価格はカムロードに比べて100万~200万程度高くなる車が多いと思います。

代表車 ジルクルーズ

ハイエース(トヨタ)

トラックベースに比べて、エンジン音が静かだったり乗り心地の面で優れいています。ただしどうしてもベース車の値段が高くなってしまうので、価格がカムロードに比べると割高でハイエースベースのキャブコンは最近ほとんどありません。

代表車 CG 550 ボレロ VMAX

ボンゴ(マツダ)

キャブコンの中でも4.5メートル前後のライトキャブコンに使われる事が多いベース車です。500万前後の低価格帯のキャブコンに良く使われています。

代表車 マッシュ(ナッツRV)

キャブコンといっても多種多様

ベース車によってある程度特徴、コンセプトは似てきますが架装部分は一台一台違った個性があり『キャブコンだから!』と一言では言い切れない部分もあります。

ですので、実際に購入させる際は一台一台情報を集めて、実際に見て、楽しいキャピングカー選びをしてほしいと思います!

当サイトでもそのお手伝いが出来るように、キャンピングカーフェア等で気になった車のレビューをしていきたいと思っています!

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